DXとは
製造現場におけるシステム導入のお手伝いを
いま企業経営には、DX(デジタルトランスフォーメーション)が求められています。
2020年、全世界で猛威を振るった新型コロナウィルス(COVID-19)の影響により、業種業態を問わずあらゆる企業が変革を迫られました。
テレワークをはじめとする社内のIT インフラや就業ルールを迅速・柔軟に変更し、環境変化に対応できた企業と、そうでない企業の明暗は既に分かれており、その差は今後さらに拡がっていくことが予想されます。
その重要性は理解できても、実際にどう始めれば良いか分からない…そんなお悩みをお持ちの中小製造業の皆様を支援するため、スクラムソフトウェアではDX の第一歩として簡単に導入できるスターターキットを開発しました。
DXとは
DXとは「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略で、2004年にスウェーデンの大学教授によって発表されたもので、『ICTの浸透によって人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる』という概念です。
DTと略されなかったのは、英語圏では「trans~」を「X」と略するので、【DX】となりました。
2025年の崖問題をご存じでしょうか?
この言葉は2018年に経済産業省が発表した「DXレポート」という資料により示されたものです。簡潔に説明しますと、2025年には既存のITシステムの老朽化、ブラックボックス化(※ブラックボックス化とは:システムが複雑化したものを担当した人が退職などにより、システムの全貌が解明できなくなった状態の事)し、何もせず現状のままでいると、経済的損失が最大で12兆円/年となる可能性が生じると見解が述べられたものです。これが「2025年の崖」と言われるものです。
DXは何をしていいか分からないという方も多いでしょう。 導入にあたってのポイントは
- 経営者と現場が一体となりDX化を促進する。
経営者だけがDX促進に前向きで、現場の声を聞かずに導入しても、導入したところで現場は運用の仕方が分からない。もしくは、DXを推進するように進言するだけで、現場に丸投げしても現場は混乱するだけです。現場での課題を洗い出し、実際に導入して運用を行う事が可能か、経営者と現場が一緒に考える事が大切です。 - スモールスタートで始める
システムの導入には多額なコストが伴う事もあります。一度に大きな機械やシステムを初めから導入するのは、コスト面だけでなく現場に大きな負担がかかりかねません。小さくはじめて、成果がみえてから次のステップに進むのがおススメです。 - 必要ツールの見極め
導入ツールには大手企業(工場)を対象にしたもの、導入システムの運用が複雑なもの、機材・システムのみ販売でアフターフォローのないものなど様々あるので、自社にあったものを選ぶのも大切です。
DXを進めるためには変化が伴います。現状に満足せずに高みを目指し、2025年の崖問題にも対応するためにもシステム導入の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
DXのファーストステップ
2020年に経済産業省より発表されたDXレポート2(中間取りまとめ・サマリー)に記載されている【企業のアクションと政策】には、下記の様に記されています。
『製品・サービス活用による事業継続・DXのファーストステップ
・製品導入の成功を「経営トップのリーダシップにより企業文化を変革する小さな成功体験」とし、変化を受容し歓迎する組織文化への転換の起点とする』
製造現場ではまず何をすればいいのか。小さな成功とは。変化とは。
2025年の崖問題が目前となった現在、DXの導入は必要不可欠となってきました。
製造現場でも少子高齢化に伴う人手不足や機械の老朽化、IT人材の不足など様々な問題が浮き彫りになりつつあります。
大規模なシステム導入はコスト負担だけでなく、現場で働く者にとっても大きな負担となる事でしょう。
小さいと思われる変化でも、思わぬ気づきや変化が起こることもあります。
自社が提案したのは、DXをスタートするにあたっての製造現場を対象としたスターターキットです。
DXはデジタル機器を導入したら完了というわけではありません。システムを運用することで、今まで稼働状況把握に費やしていた時間や手間を減らし、現場の稼働状況をデジタル監視する事で見えてくる気づきにどう変化するのか、変化する事でトップの意識や現場の意識が変化を受容し歓迎する組織文化へと転換していく。その一歩を踏み出すお手伝いが出来ればと考えています。
DXスタートはじめの一歩
経済産業省が示した『DXの定義』は
【企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や会社のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立する事】※「DX推進指標」とそのガイダンスより引用
と、あります。
要約すると・・・企業がデータとデジタル技術を活用し、色々な変革を行い競争上の優位性を確立する。
という感じです。
略してしまいましたが、色々な変革が大切な所でもあります。まずは、会社が変化、変革を恐れずに行うことが第一歩でもあります。固定観念や企業文化に囚われすぎない事が大事です。
製造現場のDXを進めるには、現場に何かしらの課題がある事が多いです。その課題を克服するためには現状把握が必須です。その手段としてIoT(GENBA-DXなど)を導入して実態把握を行う事が必要となります。
GENBA-DXを導入したらDX終了ではありません。DXを行う上での手段としてのはじめの一歩としてご提案させて頂きます。
成長し続ける企業であるために
経済産業省が2018年にDX推進を打ち出し、2020年には中間取りまとめとして、『DXレポート2』を発表し、2021年には『DXレポート2.1(DXレポート2追補版)』が示されました。
『DXレポート2.1(DXレポート2追補版)』では、ユーザー企業とベンダー企業の相互依存関係が示され、デジタル産業を目指す企業としてユーザー企業様はもちろん、ベンダー企業である我々についてもデジタル産業導入に関するジレンマが存在する事を指摘しています。
ベンダー企業である弊社も変革を行わなければ、これからの時代に取り残されると経済産業省の『DXレポート』により示されました。
弊社の経営理念は
「お客様の満足向上のため、絶えず創造し、挑戦する会社であり続けます。」
(※弊社HPより引用)
とあります。
ユーザー企業様(お客様)のシステム導入をお手伝いするからには、弊社も変革を恐れず、ユーザー企業様がデジタル変革するにあたって、伴走・支援する企業へと変化し、日々進化するデジタル社会の中で遅れをとらぬよう、経営者はもちろんの事、社員一丸となって努力してまいります。
決して導入は難しくありません。
私たちがサポートさせていただきます。