株式会社 スクラムソフトウェア

DXコラム

DXレポートからの学び

DXを説明するうえで欠かせないのは平成30年に総務省が発表した、『DXレポート』です。
令和2年には『DXレポート2』(中間とりまとめ)が発表されました。

『DXレポート』では、【2025年の崖】が問題として提示され、何も変化を起こさないままでいると、2025年には最大12兆円/年の経済的損失がでてくると問題定義され、DX実現シナリオやDXの推進に向けた対応策についてなどをまとめていました。

そして、『DXレポート2』では『DXレポート』が発表された2年後の現状を伝えました。その内容は「95%の(DX推進指標の自己診断に取組み、結果を提出した)企業はDXにまったく取り組んでいないか、取り組み始めた段階であり、全体的な危機感の意識改革のような段階に至っていない。」と明記されています。

また、新型コロナウィルスの世界的大流行により、往来通りの経済活動が行えなくなった時の企業の対応の仕方について、事業環境の変化に迅速に対応できた企業と、そうでない企業との差が開いている。これまでは疑問を持たなかった企業文化が変革の阻害要因だとコロナ禍により一気に表にでてきたとあります。

「素早く変革し続ける」能力を身につける事、その中ではITシステムならず企業文化(固定観念)を変革することが重要(DXの要)とも書かれています。

ビジネスにおける価値創出の中心は急速にデジタルに移行しており、今すぐ企業文化を変革しビジネス変革できない企業は、デジタル競争の敗者に と、発表されてから、さらに月日は過ぎています。まずはスモールスタートだとしても、変化を恐れずに動きだす事が大切です。2025年はもう目の前です。時代に取り残されずDXに目を向けて【2025年の崖】を乗り越える準備とスタートを始める時がきました。

まずは現状把握からスタートし、問題を探すところからはじめませんか?

(経済産業省)DXレポート(サマリー)
20180907_01.pdf (meti.go.jp)

(経済産業省)DXレポート2
20201228004-3.pdf (meti.go.jp)